2008年04月17日
陥入爪のありがちな経過、その10 − 光明
とうとう来るところまで来てしまいました。
陥入爪の痛みから逃れたい一心で深爪を繰り返した結果、ここまでのっぴきならない状態に追い込まれてしまったわけです。
もうこれ以上深爪できないところまで切り込んでいるにもかかわらず、いまだに痛みも炎症も全く治まらない・・・。ちょうど、このような状態です。
これこそが、陥入爪の「最終形態」とも呼ぶべき、
『分爪形成型陥入爪』
であります。
これは自然に生じることはなく、全て患者自身が手を加えることによって起こるものなのです。
ここまで来てしまった陥入爪は、どこへ行ってもおそらく、いや、必ずや手術をすすめられるのは間違いありません。
私が考えるに、この状態を手術なしで改善できる方法があるとすれば、それは、当院で施行している
『二重固定式溝形成法』
だけ
です。他には考えられません。
具体的には、次のように治療するのです。
まず、麻酔を施した後、肉芽を十分に押し広げ、肉に食い込んでいる爪棘を露出させます。
次に、その爪棘を包み込むようにチューブ・スプリントを挿入し、爪に2箇所で縫合固定します。
このようにすれば、最重症の陥入爪であっても、保存的に治療が可能なのです。後は、チューブを留置したまま爪が伸びるのを待つだけです。
以上のように、「末期」とも言っていいひどい状態からでも、(期間はかかりますが、)『二重固定式溝形成法』を使えば、保存的に「生還」が可能なのです。
『二重固定式溝形成法』は、それだけ応用範囲の広い、優れた治療法なのです。
陥入爪のありがちな経過を辿ってみましたが、もし、どうような状態の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも参考になさってください。
そして、手術をお考えでしたら、なにとぞ、もう一度お考え直しください。
あなたの陥入爪はきっと、
手術なしで治せます!
諦めないでください。
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宮田 篤志(yahatacl@livedoor.com)
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